メガネ店では、 目の仕組みや白内障などの知識が伝授され、サングラスづくり体験

もある=海津市平田町今尾

 

個人商店主らが自分の店を会場に、自ら講師となって店のPRや専門知識の伝授をする講座「まちゼミ」が、海津市内で始まった。大型商業施設などにおされ、活気が薄れつつあるなかで、新たな顧客を獲得しようという取り組みだ。

 「まちゼミ」は30日まで。講座を開設するのは、クリーニング店や、青果店、酒店、弁当店、葬儀店など市内14店で、計16講座。それぞれ営業の事情にあわせ、店が1~4日の開催日を設定。定員も2~6人程度となっている。時間は1、2時間程度。原則無料だが、メガネ店でサングラスづくりや青果店の料理などの体験講座の場合は材料費が必要となる。

 同市では、合併前の旧海津町、南濃町、平田町それぞれに商店街があるが、客が大型店に流れ、苦境に陥っている。そんな状況に、市商工会商業部会が2年前から、勉強会を開催。「まちゼミ」先進地から講師を招いたり、視察に出向いたりして研究してきた。

 ゼミは年2回、3年間開催予定。各回、講師や受講者アンケートを実施し、その後はアンケートなどを基に内容の充実を図っていくという。問い合わせは、市商工会(0584・53・2111)。

 

以上が朝日新聞デジタル版よりコピーしました記事です。